履確法10年 国の検討会が報告書まとめる

保険料水準の見直しなどを提言

住宅瑕疵担保履行確保法(以下、履確法)が全面施行されてから10月で丸10年が経過した。国土交通省は、10年間に得られた住宅瑕疵保険の各種データや、既存住宅・リフォーム市場の重要性など市場環境の変化を踏まえ、住宅瑕疵担保履行制度の検証を行うための有識者による検討会を設置し、18年7月から7回にわたって議論を重ねてきた。このほど、今後の制度改正に向けた提言を盛り込んだ報告書をまとめ公表した。提言には瑕疵担保保険料の見直しや任意の2号保険の普及に向けた商品開発などが盛り込まれており、今後の工務店経営にも影響を与えそうな内容になっている。

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