まるで動く壁 回転ドア「Soloist」

神谷コーポレーション湘南

並べて使うことで空間に可変性を与える

ドア専門メーカーの神谷コーポレーション湘南(神奈川県伊勢原市)はこのほど、室内用の大型ローリングドア「Soloist(ソリスト)」を発売した。
ハンドルや引手がなく、一見間仕切り壁のように見え、手で押すことで簡単に開閉できる。2.4mの高さで天井まであり、幅も1.2mとワイドサイズで大開口にちょうどよく収まる。
2〜3枚を並べて使えば壁のようになり、出入口としてのドアと視界を遮る壁という2つの役割を果たす。扉と扉の間に柱がなくても自立するので、L字型の配置も可能。

細かなところにも配慮し、専用ヒンジは扉の下に隠れるくらいコンパクトですっきりと収まる。また、扉上部と天井にマグネットを取り付け、閉じた時に扉をしっかりホールドする。
軸の位置を端から30㎝中心にずらし、大型扉でも開閉時のストロークが短くて済むようにしたのも工夫の一つ。

デザインは、ガラスタイプと格子対応の2種類を用意。面材は木目の美しさを引き立たせた天然突板塗装。ウォルナットやチェリー、タモ、オークなど豊富なバリエーションから選べる。価格(税抜)は45万円から。

同社は独自に開発し、数々の特許技術を取得している「フルハイトドア」に特化した商品づくりを展開。昨年7月から札幌市内に室内ドア無人ショールームを開設し、予約制で見学を受け付けている。
問い合わせ先は同社。電話0463(94)6203。