IoT賃貸住宅は主流になるか。パナソニック「Sm@rt Gran(スマート・グラン)荻窪」完成

パナソニックホームズ

パナソニックホームズ(本社:大阪府)は、同社初となるIoT活用による新たな賃貸住宅第1号物件「Sm@rt Gran荻窪」を東京都杉並区に建築した。

同物件は、パナソニック製AiSEG2連携をはじめとした、3つのスマート技術(スマート設備コントロール、スマート宅配システム、スマートキーシステム)を採用し、入居者の利便性や快適性を実現。

「スマート設備コントロール」は、パナソニック製AiSEG2を介して、入居者のスマートフォンからエアコンや照明に加え、給湯器や電動シャッターの遠隔管理操作が可能。グループ傘下の賃貸管理会社パナソニック ホームズ不動産より、入居者のスマートフォンへ個別にお知らせするプッシュ通知も可能となっている。

IoT住宅

「スマート宅配システム」は、宅配ロッカーを活用し、宅配物などの着荷をメールでお知らせするほか、荷物の発送やクリーニング、食品の宅配サービスも利用可能。

「スマートキーシステム」は、スマートフォンと連動し、エントランスのオートロックや玄関ドアの開錠もスムーズにするもの。

「Sm@rt Gran荻窪」は、重量鉄骨造の5階建て全42戸。月額賃料は116,000円から143,000円。同社では、同物件を東名阪地域での拡販を目的としたテストマーケティングの位置づけ、1室をモデルルームとして活用し、IoT賃貸住宅の提案を推進する。