おぴにおん【住宅産業の視軸】
タイパでは身に付かない職人の技術の価値
2026/4/30
先般、閣議決定された国の新しい住生活基本計画では、住宅建設技能者の担い手確保に向け、当面10年で取り組む基本的な施策の例として「社員大工化の促進」と「育成環境の構築」が盛り込まれた。その元となる意見を取りまとめた「住宅分野における建設技能者の持続的確保懇談会(担い手懇談会)」のメンバーの一人に道内業界から選ばれた首藤一弘氏は、「学校教育の中で中学生や高校生が職人の仕事を知る機会がない現状を変えなければ」と問題意識を抱く。大学や専門学校に進学するのも、職業訓練校で大工の技術を身に付けるのも、若者が将来を切り開くための貴重な学びの機会であることに何も違いはない。
