住友ゴム工業が新型制震ダンパー「MIRAIE S」発表
住友ゴム工業(神戸市)は、スリム化により設計自由度を高めた住宅用制震ダンパー「MIRAIE S(ミライエ エス)」を2026年夏より順次発売する。
独自の「高減衰ゴム」による高い制震性能を維持しながら、本体をスリム化することで、都市部で増加するコンパクト住宅や、建築基準法改正に伴う厳格な設計要件への対応を可能にしている。
最大の特長は、本体のスリム化による施工性と設計自由度の向上だ。従来品では高減衰ゴムを2面に配置していたが、これを1面に変更し、本体設計を工夫することでスリムな形状を実現した。これにより、建物の強度を保つために重要な耐力壁や、柱と基礎を固定するホールダウン金物との併用が可能となった。限られた空間の中で壁量を確保しなければならないコンパクト住宅においても、制震ダンパーを導入しやすい設計となっている。また、重心を低くしたことで施工現場での扱いやすさも向上しており、人手不足が課題となる建設現場の負担軽減にも配慮されている。
性能面では、同社が自動車のレース用タイヤ開発で培った独自技術「高減衰ゴム」を継承している。このゴムは地震の運動エネルギーを瞬時に熱エネルギーに変換して吸収する特性を持ち、繰り返し発生する揺れに対して高い効果を発揮する。
26年夏から工務店向けに案内を開始し、冬以降の出荷を予定している。
問い合わせ先は同社制振ビジネスチーム。電話079(456)5383。
