道銀と會澤高圧コンクリート サステナビリティ・リンク・ローン契約を締結

北海道銀行は1月26日、會澤高圧コンクリート(苫小牧市)と「ほくほくサスティナブルファイナンス」契約を締結したと発表した。

サスティナブルファイナンスは、利益のみに注目せず、環境問題、社会問題、ガバナンス(ESG)を考慮し、企業のESG課題の解決を支援するための新しい投融資の取組み。道銀は、會澤高圧コンクリートのサスティナビリティ経営に対する取組みを金融面から支えていく。

融資対象は、會澤高圧コンクリートが実用化した自己治癒コンクリート「Basilisk(バジリスク)」の段階的増産で、増産達成状況に応じ、金利スプレッドが優遇される。

自己治癒コンクリートは配合されたバクテリアが生み出す炭酸カルシウムによってひび割れを修復する特性を持つ。
それにより建築物などの耐用年数が延びることで補修や建て替え回数が減少し、コンクリート供給時に発生するCO2の削減につながることが期待されている。